令和4年4月に赴任された妙高高原中学校校長先生のインタビュー紹介です。かつて妙高高原に赴任されており、今春から校長先生として着任されました。生徒、父兄はもちろん地域の方々にはお懐かしいお顔かもしれません。
氏名:小林辰男
年齢:58歳
上越市在住
前任校:上越教育事務所社会教育課
専門教科:保健体育
専門教科を選択した理由
一番の理由は選手を育てたい。
自分が運動部活動をやってきて、学校の先生としてコーチをしたいなと思っていたので、保健体育がいいかなと選びました。
中学時代の部活は野球部。中三の時に陸上部の大会に借り出され、その会場がここ妙高高原中学校のグランドでした。200mトラック4周を走れば良いからと言われ800mに出場し「ついて行って最後一周を思い切り走れ」と言われ走ったら優勝したんですね。だからここは思い出の地です。陸上も面白いと思い、高校から陸上部に入りました。
高校では、成績も出ず悔しい思いが多かったので、大学でも続けながら陸上の選手を育てたいと思うようになり教員になりました。高校は長距離選手で、大学からは中学教員になる目的で、いろんな競技を体験しておきたかったので十種競技をやりました。
妙高高原について
妙高高原中学には12年前まで8年間赴任していました。
自然豊かで学校から見える妙高山は絶景です。緑がいっぱいあってこんな素晴らしい所はあまりないです。走る場所もたくさんありジャンプ台もあり、自然豊かな中で子供達も素直で一生懸命やる子が多いなと思っています。
好きな場所
登山しながら見る景色、笹ヶ峰へ行く途中の景色、赤倉から見る景色が好きですね。
スキーをやっていたので、しっかり雪が降った後の青い空。雪がキラキラ輝いて青と白のコントラストも好きですね。
趣 味
昔は走ること。畑、散歩、登山。自然の中の散策。旅行。
大切にしていること
大切にしているのは人との出会い。教員をしていることもあり、いろんな所でいろんな人と出会います。赴任先での生徒、職員、地域の人との出会い、中にはウマが合わない人もいるかもしれないけど、自分にとっては影響がある訳だから、常に人から学ぶことが多いなと思います。逆に自分が人に影響を与えることもしないといけませんね。
中学時代は色々と揺れ動くじゃないですか。揺れ動いている中で、自分の人生に何らかの影響を与えられて生きていくんじゃないですか!中学時代にいい出会いをさせてあげたいと思います。
赴任して1ヶ月
12年ぶりで校舎はすごく懐かしい。でも校舎が汚れていない。変わってない。変わってないということはキレイということで、大事に使っているんだなと。清掃もきちんとやっている生徒も多いし、それが12年前と変わらない。配置は変わっているけど変わらない。
生徒の清掃を見て感じます。
そしてタブレットを活用したGIGAスクールがすごく出来ていて、素晴らしい!
この1〜2年で、職員の指導の下、生徒たちが自由に使用している姿を見ているとそれを支える先生たちも素晴らしいし、ルールをキチッと守って使用している子供たちが素晴らしい!
これからの時代を担う人達=自分で考えて行動する生徒を目指しています。まさに自分で考えて仲間と協力して行動できる姿が求められて、10年後20年後妙高高原らしさを持ってくれる、良いところを活かしながら守ってくれる、魅力を伝えながら仕事ができる人になってもらいたいな。世界へ羽ばたいたとしても故郷をこういう素晴らしい所なんだと語られる子供たちになってもらいたいな。
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