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2025/10/19掲載 
 
Be Myoko
今回は2025年4月に5年ぶりに着任された妙高高原小学校 小林保浩教頭先生の紹介です。北小から統合された高原小のことをお聞きしました。
過去のBe Myoko記事は「CSニュース」に掲載しています。
過去のBe Myoko記事

妙高高原小学校
小林保浩(こばやしやすひろ)教頭先生 55歳
前任校:燕市吉田北小学校
専門:理科
妙高市吉木在住、新井出身
自己紹介
生まれは新井ですが父親の実家が田切なので、小さい頃から父に連れられて妙高高原へ来ていました。
趣味は渓流釣り。魚沼にいた頃、休みの日は入広瀬の奥へ一人で魚釣りに 。妻が中学校の教員で、休日は部活指導で午前中いなくなることが多かったので、1人でアパートにいてもつまらないから、朝5時過ぎに住まいを出て、山で魚釣りをしていました。お昼に戻って来ると、妻も部活が終わって戻ってくるそんな生活してましたね。中学時代は陸上競技とクロスカントリースキーをしてました。家族は妻と母と中三の男の子。長男は今年から社会人で埼玉にいます。
今年の3月まで、雪のない燕市で3年間、単身アパート暮らしでした。米や麺などの炭水化物ばかり食べていたところ、人間ドックの数値が年々悪くなりました。でもこちらに戻ってきて病院で検査すると、わずか 2ヶ月で数値は正常に近づいています。やっぱり食事って大切ですね。
妙高高原小に赴任して
H29〜R元年まで4年間妙高高原北小に勤務していて、今春5年ぶりに、燕市吉田北小から異動してきました。
やっぱり妙高高原小になって雰囲気が前とはちょっと違う感じがしました。今の6年生が1年生の頃を知ってるので、大きくなったなぁと一目見て思いました。そんな6年生を知っているせいか、若干、北小と南小の名残が教室の雰囲気から感じますが、それは自分だけがそう感じることかもしれません。何年も前から妙高高原小学校があるような感じもありますが、純粋に妙高高原小学校の子供って3年生からなんですよね。
前任校は全校200人弱で、1学級が35、6とか2学級になれない大人数でした。そこに比べると、子どもの数は少ないですが、自分の中では今ぐらいの15人から20人ぐらいの学級がいいなと思ってたので、理科の授業なんかはやりやすさを感じます。
以前は1つの地域に 2つの違う文化があるような感じがしていました。でも、こちらに戻ってきてみると、妙高高原小学校になって子どもも親もみんな一緒になって、いろんなものがやっとこう1つになってるような感じがします。H29年の赴任時には、なぜ同じ保育園から小学校で2つに分かれてまた中学校で一緒になるのかな、昔は大きい町だったけど、今は人口もずいぶん減ってきてるのであれば、統合できれば保育園、小学校、中学校の中でうまい具合に連携していけると思ったんですけどね。異動の年に、やっと統合の話が出て南小の方が最初に動き始めて、複式学級の勉強会とかの動きもありました。
雪国に戻って来て
スキー授業は楽しみです。やっぱりあの雪国ならではのスポーツですからね。スキーをやっている子供達はやっぱへこたれない。ガッツがあるっていうか。新潟県全体が雪国って言われているけど、前任校ではスキーのス「ス」の字もなかったですよ。去年、若い先生からスキー授業に連れて行きたいと相談されたのですが、校長先生が地元の先生方に聞いたら、「危ない。怪我をするのかもしれない。反対です。」と言われて・・・。怪我をする可能性もあるけど、もったいないチャンスをこう逃したなあってその時は思いましたね。そういうのに触れれば、きっと子供達は楽しんでると思うんですよね。
 私は妙高高原出身の先生からクロスカントリースキーを教えてもらいました。スキーは雪国ならではのスポーツで、妙高高原とは切っても切り離せない、冬の体育といえばスキーというくらいなんですが、学校でスキーを進めていくやり方が、やっぱりこの 4年間 5年間でガラッと変わってるみたいで。学校の業務削減でいろいろと先生方の負担を増やさないようにってことなんでしょうかね。
 
妙高高原小学校は?
おおらかっていうか、なんかせかせかしてない。落ち着いてるっていうか。穏やかな感じがします。いろんなことができる可能性を秘めてる土地だと思いますよ。5年生の先生に、「 総合の授業は食でやりたいんです」って相談された時は、「春先は学校の裏に竹の子も生えてるよ、わらびやコゴメ等の山菜もあるよ」と伝えました。「よもぎ団子を作れますか」と言われた時は「よもぎもそこら辺にいっぱいあるよ」って感じでした。
山に魚釣りに行くのも趣味で、自分の興味が一緒に活かせそうかなっていうのは、すごく楽しいですね。以前、6年生と苗名滝の東屋の下を降りた所にちいさな滝壺があるので、100円ショップで釣糸買ってミミズを餌にしてイワナを釣って、帰りにいもり池でブラックバス釣って学校で調理して食べたこともありました。「そんなこともできるんですか!」とビックリされて、「やろうと思えばできるから、いくらでも相談乗りますよ」って言ってます。
その時、妙高市の在住で、上越地区の新しくできた学校の校歌を作詞したり、詩集を出されている国見修二さんとも一緒にいもり池に行って午後は学校で詩を書く勉強。自分でやろうと思えば、 いろいろ楽しめるところだと思います。
CS(コミュニティスクール学校運営協議会)について
確かR元年、岡田和則校長先生の時に北小のCSができたのかな。CSと言われても、普通の教職員とはあんまり関わりがなかったんですよ。校長と地域担当職員が入って何の話をしているのかなって感じでしたが、遠足や冬のスノーフェスティバルでCS委員の方が笹寿司やスキー汁の郷土料理を振る舞ってくれたそんなイメージでいたんですよ。前任校でも、CSを立ち上げましたので、そういうことできるのかなと思ったけどそこまで何かやるっていうところまでしなかったです。こちらへ戻ってきて前任の三田村教頭先生が南小の流れで、なんかやってんだろうなと思ったんですけど、まだ具体的にCSで何かやるっていうようなところまで行ってないみたいですね。
冬のスキーは地元との結びつきがあると思うんですよ。
妙高市では、オール妙高朝の挨拶運動を役員さんや地域の方がやっていますね。北小時代から松橋さん、関口さんや 地域の方が入ってくださってます。今も松橋さんや関口さんが毎日校門立ち、子どもたちを迎えてくださってます。大変ありがたいことです。前任校では校長のCSや地域への働きかけで、朝の挨拶運動から下校パトロールまで子供見守りボランティアの組織として出来上がりました。
 大きな行事やイベント的なことも地域と学校を結びつける1つの手段かもしれないですね。それこそ登下校の見守りも子供と地域を結びつけるきっかけっていうのはできるんじゃないかなと思います。地域の方たちは、この学校の子供たちをどう見てるのかなと。様々な感想をもたれていると思うんですけど。じゃ、そういったところを健全な高原の子供たちにしていくのに、地域としてどんな取組ができるのかなっていうところから CSの取り組みがスタートしてもいいのかなって気はしますけど。難しいですね。
 
インターナショナル校として
小学校も増えていますね。欧米の夏休みを利用して、地元の家族を頼って来て2週間程度体験学習させて欲しいという方もいらっしゃいます。冬の仕事でこちらにいらっしゃって冬が終わると母国に戻るご家族もいますね。体験留学の子は、今年の春から夏にかけて数名、冬になるとこちらに戻ってくる子もいるようです。海外と妙高での勉強の差も埋めてやらなくちゃいけないですし、今後の市としての課題ですね。
妙高高原で好きなところは?
笹ヶ峰。奥の鍋倉沢でヒコサの滝の麓、滝つぼまで釣りをしながら上っていくんですよ。キャンプ場から砂利道を通ってかなり奥ですね。残念ながら、今年はこちらに戻ってきてからまだ行けてないんですよ。土日になると何かしら子供の部活の関係で、なかなか自分の時間が持てません。
蔵々周辺も鉄橋があって雰囲気もいいなぁ。笹ヶ峰もいもり池もいいじゃないすか!


表面が凍り始めた笹ヶ峰ダム
ヒコサの滝
コミュニティースクール




































