妙高高原小学校
杉田 和宏（すぎたかずひろ）校長先生（新任）
前任校：上越市立板倉小学校
上越市春日山在住、
旧東頸城浦川原村出身
妙高高原小学校の様子
妙高高原南小、妙高高原北小、二つの学校が統合し、子どもたちが希望をもって毎日登校しています。休み時間に友達と遊ぶのも人数が増えて活気が出たり、授業も話し合いの人数が増えて様々な意見が出たりと、非常に活気のあるスタートとなりました。6月4日に運動会という全校の一大イベントを終えて、学校としてのまとまりができ、少し落ち着いた感じになって来ました。子どもの作文にも「私たちは子ども園で一緒だったので、決して初めての仲ではない」と書いてありました。昨年度も計画的に合同マラソン大会等の交流もはかり、そんな下準備もありスムーズに統合できたと思っています。
妙高高原小の印象は？
とにかく子どもたちが素直で真面目で爽やかだなぁという印象を持ちました。素直な所は授業や生活の様子でも見られます。自然と「ありがとうございます」などの挨拶ができるところもとってもいいなぁと思います。運動会の練習や体育の授業でも、100mのきつい練習でもバンバン走って頑張る姿も素晴らしいと思います。掃除は校舎が広い割に人数が少なく、教室も2〜3人でやっていますが、自分に与えられた仕事をキチンキチンとやって手を抜かない真面目な行動です。最初のひと月は緊張して頑張りすぎたところもあったと思いますが、やっぱりだんだんと自然体になって来て、子供達の素直な良い面や真面目な良い面がとっても出てきていると思います。地域、家庭の教育力のおかげで、自然にお礼ができるお子さんが多く、戸を開けたり、グランドのライン引きをしただけで「ありがとうございました」と言ってくれたり、色んな面で「失礼します」と丁寧な言葉遣いが出て来ます。そういう力を崩さないようにやっていきたいと思います。
妙高高原の印象は？
妙高市の勤務は新井中央小で2回8年ありましたので、妙高市は分かっていたつもりでしたが、改めて妙高高原に初めて赴任して、教務室からすぐ妙高山が大きくパッと見えるので、自然がすごく豊かだなと感じました。北と南と校区が広がり、区長さん宅へ配り物を届ける時など、ペンション街エリア、農地エリア、歴史深い各区と特色ある地域が広がり、興味深く散策しています。毎日妙高山を眺めながら、子育てに最適な自然豊かな環境があると実感しました。また水泳授業ではホットアリーナを利用させてもらったり、陸上競技場もすぐ近くにあったりと、小学校中学校に隣接する色んな施設があるので、ダイナミックな活動が出来るのではないかと思っています。ありがたい事です。自然の中で日本の学校教育を味わせたいと東京から数週間滞在して体験入学をされる方もいます。そういう方の話を聞くと、地域では当たり前のことも、高原ならではの自然豊かな環境に子どもを置くのはすごい魅力だと思います。
まだ、本格的な妙高高原の冬を味わったことがないので、どんな景色になるのか、どんなことが出来るのか今から冬が楽しみです。今年も体育では、クロカンとアルペンの授業を用意してどちらか体験が出来るようにしています。スキーの課外活動もあり、信越学童スキー大会等に向けて活動するアルペン部、クロカン部で活動していきます。他に大会には出ないがスキーを体験して楽しむコースもあります。校歌の歌詞にもある「スキーも友達だよ 高原小学校」を楽しみたいと思います。
教師になったきっかけは？
親も教師ではなく教員に免疫のある一家でもなく関係のない家庭でしたが、大学は教育学部出身で教育実習へ行った時に、自分自身の授業準備が全然できていなくて授業がダメダメでした。その時のクラスの子どもたちが真剣に考えてくれて、こんなにダメな授業なのにこんなに真剣に取り組んでくれたことに感動し、何とか子どもたちに喜ばれる授業をしたいなと、教師って面白いなと思いました。そんな自分の失敗体験を子どもたちに恩返ししたいと教師に興味を持ちました。やってみると陸上やスキーの部活動の担当も多く、子供達や地域の方と触れ合って一緒に目標を達成した時の喜びも現体験です。教師はブラックとも言われ、確かに忙しいですが、子どもから元気をもらえるとてもやりがいのある仕事です。自分も若くいられますし、子どもからもらう感動は言葉では言い表せないものです。
妙高高原の一番好きな場所は？
意外に高速道路から見える妙高山が素晴らしいのです。上越から上がってくると、どんどん妙高山が大きくなってきます。こんなダイナミックな高速道路の景色はそうそうないと思います。
趣味は？
柴犬を飼って3年目。犬の散歩や一緒に旅行をするのが好きですね。車が趣味なので、ドライブや競技も好きです。
趣味の車からご自慢のミニカー。校長室にありますよ！
妙高高原小学校校章
前・川上教育長デザイン
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