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Hello Myoko No.31 岸本 学 さん

執筆者の写真: CS委員CS委員

 Hello Myokoは卒業生や地域の方から在校生へ地域へ、妙高をテーマにしたエッセイやインタビュー記事です。

 今回は、1990年卒業スキージャンプ部所属で、現在妙高市役所企画政策課勤務の岸本学さんです。最近、高校生主体の事業や若い世代の活躍を耳にする事、目にする事が多くなったと思いませんか?そんなイベントの仕掛け人です。活動中の妙高市の取組をお聞きしました。


「若い世代の妙高キッカケ作りを応援」








岸本 学

1990年卒業

妙高市役所職員 企画政策課勤務

妙高市新井地区在住


妙高高原中スキージャンプ部の思い出


 ジャンプしかしてなかった、スキーのことしか考えてなかったですね。普通の中学生よりは、いろんな所へ行き、いろんな人と出会う機会が多かったです。自分の好きなことをやらせてもらっていて楽しかったです。清水久之さんの「ジャンプ部入れば北海道に行けるぞ」の甘い言葉が入部のきっかけですが、目指すべき目標を常に持っていたので、大学まで続けられました。単純なスポーツで遠くに飛んだもん勝ちですが、あの短時間で自己表現できるのが魅力です。現在、ジャンプ大会の競技運営を担う田口スキークラブの会長をやっていますが、スキークラブも人材不足です。冬は特に世界一の積雪量と言われている赤倉ジャンプ台の整備には苦労が絶えませんね。ご協力をいただける方募集中です!笑


企画政策課では何をされていますか?


 地方創生に関すること。具体的に言うと人口減少対策です。 少子高齢化が進行するのと同時に働き世代の生産年齢人口も減少し、農業や生産業、介護や医療など様々な分野で人材不足、担い手不足が顕在化してきているので、外の力の活用、いわゆる関係人口と言われている施策を推進しています。

 関係人口とは、妙高市に移住せずともこの地域に継続的に関わりを持つ人のことで、観光で訪れるだけではなく、地域の人との交流を通して、地域で抱えている課題を一緒に考え、地域の担い手の一人として活動をしてくれるような人材のことです。


事業としては、まず妙高市のことを知ってもらうためのイベントを東京の渋谷キューズという官民共創施設で開催したり、イベント参加者から実際妙高へ来てもらって地域の方々と交流を深めるフィールドワークを行ったりしています。

 渋谷キューズでは「MYOKO MEET UP」と称してR6年9月からこれまで4回のイベントを開催してきました。毎回30名ほどの参加者があり、キューズの方曰く、妙高市のイベントはめちゃくちゃ盛り上がっているとのこと!妙高に縁も所縁もない方も参加してくれているが、妙高市出身の方も多く参加してくれて、若い二人がそれぞれ当日参加されて、帽子を取ったら、「おぉ〜、お前じゃないか!」と同級生がイベントで再会したなんてエピソードもありました。妙高で育った人は故郷への愛着があるんだなとすごく感じたところです。

10月に行った妙高のフィールドワークでは、旅費宿泊費は参加者負担でしたが、12名もの参加がありました。 例えば人通りの少ない新井の街なかを見てもらったんですけど、このままじゃいけないよねっていうことで「自分たちにできることはないかな」と考えてくれている参加者もいます。引き続き本当の関係人口になっていただくために進めていきます。


 今、若者の転出が止まらないんですよ。そこが一番大きな課題かなと思っている。東京一極集中と言われていて、進学や就職を機に主都圏等に出ていく若者が多い。進学で上京しそのまま就職する。一度妙高を出ていくと戻ってこない構図となっている。

 市民とまちづくりに関するワークショップをしたときに、「若者の働く場所が少ない」とか「若者が気軽に集まり交流できる場や楽しめるイベントがあるといい」とか「高校生の居場所づくりが必要。高校生のまちづくりへの参画を促進し地元愛を醸成することも必要」などの声をいただきました。

 企画政策課では、今年度このような声を受けて、「若者がこの地域に定着してくれること、戻ってきてくれること、戻ってこなくても関係人口としてこの地域のことを想いつながり続けてくれること」を目指し、若者の多彩な居場所づくりプロジェクトを立ち上げ、具体的な施策の検討を行ってきたところです。

 プロジェクトチームのメンバーは若手の市役所職員5人。高校生の放課後の時間に新井駅前に立って高校生の声を聞いたり、先進的に取り組んでいる自治体の方と意見交換したり、元こども家庭庁の方からお話を聞いたり。

 昨秋には、メンバーが中心となり、トライアル的に新井駅でイベントを企画。新井駅ではトキ鉄が高校生の電車の待ち時間に自主学習できる部屋を開放してくれています。その部屋を活用させていただき、高校生の居場所づくりに挑戦。高校生が自らの居場所と感じてもらうために、高校生のアイデアを取り入れ、自分たちの居心地のよい空間づくりをテーマに、自分たちの手でリニューアルしました。妙高の四季をイメージした壁や一日の移り変わりを表現した天井のほか、不要になって捨ててしまうような生地を使ったカーテンづくりなどなど。約20名の新井高校生が2カ月かけコツコツ作業を続け、素晴らしい空間に生まれ変わったなと、高校生の頑張りに拍手です。12月15日には市民の皆さんにお披露目するイベントも開催しました。このイベントの運営も高校生が中心です。たくさんの地域の皆さんからお越しいただきイベントを楽しんでいただけたのかなと思っています。何よりもこのイベントに関わってくれた高校生が自分たちで考え、自分たちでかたちにしていく、いきいきと挑戦する姿を見ることができ、よかったと感じています。きっとこの地域に対する想いを深めてくれたんじゃないかなって勝手に思っています。


今後の展開は?


 関係人口を増やす取組では、引き続き渋谷キューズを活用し妙高市の魅力とともに、地域で抱えている困り事などを発信するイベントを開催していく。妙高のことを好きになってくれた方が「妙高っていいところだよね」って思ってもらうだけではなく、その先の関係性を作っていきたい。地域の課題をさらけ出し、一緒に考え、一緒にアクションを起こしてくれる方を増やしていく。

4月から新たにスタートする妙高市第4次総合計画のリーディングプロジェクトに「次世代を担う子ども・若者の成長・交流・つながりの場づくり」が掲げられました。今年度プロジェクトチームが取り組んできたことが、施策として継続されます。若者がこの地域のことをもっと好きになってくれて将来の選択肢に妙高があってくれたら嬉しい。そのため、高校生に地域の資源、地域の仕事、地域の人を知ってもらい、地域とつながる取組を進めていきます。


妙高で好きな場所は?


 火打山が一番好きですね。高谷池ヒュッテから天狗の庭の自然環境は なかなか日本でもないです。最初に登ったとき、めちゃくちゃ感動したのを覚えています。


妙高高原中学生へ


 地域の色んな人と関わってもらいたいですね。これからの時代は、答えのない課題を見つけて、人と協力しながら考えていく力が必要。学校の先生や親だけではなくて、地域の人とつながることで、色んな発見や気付きがあるんじゃないかな。今年度のプロジェクトを進める中で、高校生の成長を感じました。選択肢も広がると思う。イベント等で見かけたらいつでも声をかけてください。


「あとがき」


 高校生や若い世代の発信力は、大人からスマホを手に取った世代には異次元のパワーです。ついていけないと感じつつもそのスピード感、発想力は明るい未来を感じさせてくれます。妙高で体験を重ねて育った子供達は、人生のどこかでそれが生かされる引き出しがいっぱいあるように感じます。そんなキッカケ作りに奔走されている岸本さん。ますます妙高を引っ張って欲しいですね。

「Hello Myoko」卒業生のエッセイ自薦他薦大募集です。インタビュー形式も行っています。是非myokokogen.jhs@gmail.comまでご一報ください。



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妙高高原中学校

​コミュニティースクール

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