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Hello Myoko No. 8 望月 萌さん

更新日:2021年11月17日

卒業生から在校生へ地域の人へ、妙高をテーマにしたエッセイです。今回は2001年卒業の望月 萌(もちづき めい)さんです。赤倉のお宅訪問インタビュー形式で記事にまとめました。


〜Uターンして観光家業を継いで〜   望月 萌



Q:現在の状況は?

A:新井高校から神奈川の大学卒業後、東京の不動産会社で10年勤務。5年前に主人と一緒に妙高へ戻り、赤倉パークホテル女将として家業を継いでいます。


Q:中学高校の思い出は?

A:中学部活は水泳部で、中学校近くのライオンズ温水プールで練習して部員は15名くらいいました。中学の思い出は、前年までは行われていた体育祭後の打上げが私達の代から禁止になり、体育祭が終わった後になってもしばらく誰も帰らなくて、玄関で喋っていたのが懐かしいです。先生への反抗ではなくて、打ち上げしたいけど出来なくてどうしようって感じでたむろってましたね。(笑)今思えば内緒ですればよかったのに、すごく純粋だったんだなって思います。

 高校時代は空手に熱中していました。入部のきっかけは空手部に憧れの先輩がいたからなんですけど、当時全国一位の人がコーチにいたので、空手なら全国が狙えるかなと思ったのもありました。結果、全国大会へも行けました。その時のコーチには感謝してもしきれないほどですし、尊敬しています。先日の東京オリンピックには日本人オリンピック選手のコーチとしてテレビに映っているのを見て改めてすごい方なんだなと思いました。ちなみに中郷のお肉屋さんです。


Q:Uターンしての妙高は?

A:東京で働いている時、妙高が恋しいと思っていたんです。東京があまり合わなかったというよりは、たまに帰ってくる妙高の草の匂いや視界に緑が絶対入ってくるとか、ビルがない分視界が広いとか空が広いとか、それがいいよなって思っていました。コンビニが歩いて行ける所になくても不便に思うことはなかったですし。

 その後、妙高へ戻り仕事として観光の面を見ると、グリーンシーズンの武器が欲しいなと思います。冬は雪が降ってくれれば、それが相当な武器となっています。私が来た頃にはインバウンドで外国人が多く来ていたので、日本人のスキー離れが進んだ本当に苦しい時期を知らないというのもあって、冬に関しては「やはり妙高強いな」と思っています。でもグリーンシーズンの武器が欲しいですよね。ヒントは自然にあると思います。主人もこちらへ来た時に「なんて山なんだ!」と衝撃を受けて「すごく良い所じゃん」とずっと言ってくれているんですけど、それをどうやって商品化やアピールをしていくかですね。やっぱり一年通してお客さんが来て欲しいです。

ホテルから見える雲海


Q:過去の自分へのアドバイスは?

A:やりたいことがなくて大学へ進学したんですけど、ちゃんとやりたいこと決めてから専門学校へ行っても良かったんじゃないかと思います。やりたいことがあれば、それに必要な知識を身に着けて次に進めるから。やりたいことがあれば、そっちに行った方がいいよなと思いますけど、10代のうちにやりたいこと見つけるのは難しいですよね。なので過去の自分に言うなら「やりたいことを見つけるられるようにアンテナを張って!」ですかね。若い時に一つに絞るのももったいない気もするので、色んなことはしといた方がいいんじゃないかと思います。今は情報が簡単に手に入るけど、興味あるなと思ったことは実際にやってみてほしいです。きっともっと自分に合う合わないとか楽しいとかがわかると思うので。でも楽しいかどうかってきっと一緒にいる友達とかにもよると思うので、友達大事にしてね!

Q:地域の人や中学生に伝えたいことは?

A:「妙高で此処いいじゃん」というのがあれば、教えて欲しい。

 今私は、赤倉温泉観光協会のメンバーとして活動させていただいています。メンバーの方々に色々教えていただきながら、少しでも赤倉温泉に貢献ができるように考えていますが、なかなか大きな成果は出せていないのが現状です。それでも補助金利用や広告宣伝に予算を使ったりとやりたいことも出来ています。今の10代が何かきらりと光るいいアイデアを持ってきてくれるといいな。

 中学生って地域に関わろうと自らしない時期ですよね。私は赤倉子供太鼓に入っていて、学校終わりにまた友達と遊べるのが楽しかったです。表舞台に立つのも好きだったのでお祭りで演奏するのは楽しかったですね。そのおかげもあるのか、「あ、誰々君のお父さんだ」というように自然とネットワークが出来ていて、戻ってきた時に良かったと思いました。隣近所の顔がわかるというのは、とても貴重で有利な環境だと思います。インタビューをしてくださっている方にも子供の頃からお世話になっていますし、今もお仕事でお世話になっています。

Q:妙高で一番好きな場所は?

A:東京から高速で帰ってくる時に見える妙高山。新幹線で帰ってきた時は気が付きませんでしたけど。妙高山は形がいいですね。山っぽい。

 中学で登山がありましたけど、今でもあります?最初の火打登山はすごく嫌だったけど決行されたので登りきりました。学校近くのジャンプ台を登っての練習も嫌で、翌年の妙高登山が雨で中止になってラッキーと思いました。けど、みんなで行った火打登山は今でも覚えているし、妙高山に関しては大学生の時に一度は登っておいたほうがいいよねって赤倉の同級生と私の母と3人で行きました。結局登ってる途中で、なんで登山するなんて言っちゃったのかと後悔しましたが…中学登山はいいきっかけかな。


Q:妙高での楽しみは?

A:趣味はサーフィンです。日本海にもたまにいい波があるんですよ。今日もこれから行きます。日本海のサーフィンの一番いい時期は冬で、残念ながら商売柄私達は行けないんですけど。主人とはサーフィンで知り合いました。スノーボードをやっていたのでできるんじゃないかなと軽い気持ちで始めましたが、運動神経が悪いのと全く違うスポーツだったのであまり上手になれていません。お客さんも冬にはスノーボードとサーフボードを二つを車に乗っけて来たらいいんじゃないかな。冬のサーフィンは寒いですけどね、ただ、その後の温泉は格別です!



[後記]

 赤倉温泉のホテルへお邪魔してお話を聞きました。「私、たいした人生送ってないですけど」と謙遜されていた萌さんでしたが、コロナ禍で観光業も大ダメージの中、若夫婦で家業も趣味も楽しんでるお二人です。Uターン組みとしてこれからの赤倉を妙高を引っ張ってご活躍されることでしょう!日帰り温泉でも出かけてみませんか?

 「Hello Myoko」卒業生のエッセイ大募集です。インタビュー形式も行っています。

 是非myokokogen.jhs@gmail.comまでご一報ください。










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